株式会社Alice様では人員の増加に伴い、現状のオフィスが手狭になり、ご移転の検討が始まりました。それまではマンションタイプのオフィスで業務をなされていたこともあり、この移転をきっかけにより快適なオフィス空間を実現させたいとの課題感をお持ちで、弊社にお声がけいただいた際には下記のようなお話をお聞きいたしました。
旧本社オフィスは関連会社製品(大型のものを含む印刷機械類)のメンテナンスと在庫保管の機能を兼ね、倉庫物件の1区画にご入居されていらっしゃいました。それまでは顧客来社やセミナーといった対外的折衝の場としての役割は少なく、来客対応としては実際の機器動作を見学してもらうことが主に行われておりました。 弊社で初回ヒアリングにお伺いさせていただいた際には、開発された画像検査システムの販売が好調に推移、それに伴い事業拡大・人員増員・働き方の変革etc.と実現したいことが多々あるとのこと。オフィスについても課題を解決するためにどのようなスペースを構築していくことが最適であるか、様々ご検討されている段階でした
今回のご移転のきっかけは入居しているビルの取り壊しの決定。前回のご移転から既に10年以上経過しており、オフィスレイアウトやデザインだけでなく、生活運用面についてもワーカーの働きやすさを第一に考え、新しいことにチャレンジしたプロジェクトでした。
本件のご相談をいただいたのは、事業成長目覚ましく、顧客数とともに従業員数も日々増えており、毎月のように増席・レイアウト変更を実施されているまさにそんな時期でした。今回は今後の事業拡大も見越し、実に3倍以上となる大幅な拡張移転を実現された事例をご紹介させていただきます。
これまでは本社執務室内全席において固定席での運用をしていたが、座席の使用率が半分以下となることも多く、効率的なスペース活用が出来ていないという課題感をお持ちでした。また入居以来、各設置物の仕様やスペースの使用頻度の変動もあり、オフィスに求められる要件や従業員の皆様からの要望も変化していると感じられているようでした。 そこで今回は「①限られたスペースをより効率的に活用できること」「②ワーカーの皆様の働き方によりマッチすること」の2点を軸に、新オフィスのレイアウトをご提案させていただきました。 具体的な施策として、デスクや個人収納等の什器仕様を変更、半数以上の座席でフリーアドレス制を導入し、同時に収納書類の整理を進め不活性スペースを圧縮、圧縮できた空間にはミーティングブースの新設や倉庫の拡張など、よりニーズに沿ったスペースを増やすとともに使用する用途に応じた様々なタイプの座席を設置することで、使用される皆様の満足度を向上させる仕掛けも行うことができました。 従業員の皆様からは、より集中できるようになった、より広くスペースを使えるようになった等のお言葉を頂戴致しました。