人員の増加から本社オフィス移転プロジェクトがスタート

株式会社Alice様では人員の増加に伴い、現状のオフィスが手狭になり、ご移転の検討が始まりました。それまではマンションタイプのオフィスで業務をなされていたこともあり、この移転をきっかけにより快適なオフィス空間を実現させたいとの課題感をお持ちで、弊社にお声がけいただいた際には下記のようなお話をお聞きいたしました。

・使い勝手がよく「働きやすいオフィス」を実現したい。

・気軽にコミュニケーションが取れる空間を作りたい。

・おしゃれな空間演出がしたい。

本格的なオフィスを最初から構築するのは初となるAlice様に対し、総務アウトソーサーとして事業を展開してきた弊社が「お客様目線」を意識しながら、プロジェクトの伴走をさせていただきました。

条件だけでなく、「働く」にも着目した、物件選定からのお手伝い。

ご移転の際にまず行うのは、移転先を決めることになりますが、多くの方は候補の不動産情報を見ても、そこに入居したときにどのような使い勝手になるのか、イメージすることはなかなか難しいと思います。仮に候補物件の現地に伺ったとしても、具体的に完成したオフィスを思い浮かべることは困難です。

そこで、弊社ではご移転先の候補物件が上がってきたところで、どのようなオフィスが描けるかテストフィットとしてレイアウト図を作成しAlice様と共有いたしました。テストフィットの図面を見ることで、具体的に移転をした際のオフィスをイメージすることができ、物件を決定する後押しにもなりました。

物件は決定してしまうと後戻りはできません。契約前からレイアウトを図面という形でイメージすることで入居後に発生したかもしれないミスマッチを予め防げるとともに、ご移転後も違和感なくオフィスの運用していただくことができております。また、このテストフィットがAlice様とオフィスを考える上での入口にもなり、本当に必要な空間は何かを感がる機会につながりました。

Alice様の物件選定をお手伝いするとともに、ご入居後のオフィスをより「働きやすいオフィス」にする契機となるテストフィット図面でした。

デッドスペースを利用し、コミュニケーションを活性化！

社内のコミュニケーションを活性化させるためにいくつかの施策を取り入れましたが、そのうちの一つにカフェスペースの設置がございます。

デッドスペースになりやすいペリメーターゾーンに天板を取付け、ハイカウンターを作成し、そのスペースをカフェスペースとして有効活用しております。窓からは視界が開けて木々もみて、気持ち良い空間でもあり、自然に人が集まりやすい空間になっています。この取材にお伺いした時にも、カフェスペースでお打合せをされている様子が伺えました。

ちょっとした仕掛けで、働く人の気持ちに訴えるようなスペースを作り、行動を促すことができました。わざわざスペースを取らなくてもきっかけつくりはできるのだと思います。

社外での仕事を社内で！

今回のご移転では、制作会社様ならではのスタジオもオフィス内に設けました。以前は、貸しスタジオを手配しスタッフもオフィスから移動する手間があり、時間もお金もかかってしまう状態でした。

今回のご移転をきっかけにオフィス内にスタジオを設けたことで、貸しスタジオの費用が浮いたこともさることながら、スタッフの移動にかかる時間が大幅に削減され、撮影後の作業の効率も考えると、非常に大きな効果が得られました。スタジオを利用されているスタッフの皆様からも好評をいただいております。

また、物件選定の段階からスタジオに必要な機材の確認を行い、弊社でビルのスペックとの整合性を確認するなど事前調査をさせていただいたことで、スタジオ設備としても十分なものが導入でき、使用感としても今までの貸しスタジオとも遜色なく使用できていると伺っております。

最後に

株式会社Alice様にはグラフィック関連のデザイナーさんもいらっしゃり、皆さまで細部にもこだわりをもって作りこまれておりました。スイッチにもこだわりを感じるデザインを採用されております。

取材にお伺いした際には、様々なスペースが利用されており、何度も打合せを重ねながらプロジェクトを推進していたことが報われたと感じました。Alice様のご担当者様も大変満足そうでした。ご移転プロジェクトは区切りを迎えましたが、オフィスは完成してからが本当のスタートです。Alice様にとって有益なオフィスであり続けられるように、今後もサポートを継続し、お客様と共によりよいオフィスを作り上げて参ります。